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マラヤ大学について:正規留学生として First Class Honours で卒業した僕が教えます!入学事情

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皆さま、こんにちは!

今回は僕の母校、マレーシアの最古で最高峰の大学「マラヤ大学(UM)」についてです!

ネット検索をかけると、マラヤ大学について色んな事がネットに上がっていますが、本当に数少ない正規留学生の僕が当大学での生活の様子から入学のコツまですべてご紹介します!

僕は2016年9月から2020年10月まで経済学部経済学科に在学しておりました!

ネットの多くが短期留学生の方の意見や感想だったりするので、今回は正規留学生としてもっと深堀していきたいと思います!

もくじ

  1. 自己紹介
  2. マレーシア No. 1 大学:マラヤ大学について
  3. 日々の学生生活
    1. 必要な生活費
    2. 僕が4年間お世話になった思いである寮:12th Residential College (KK12)
    3. マラヤ大学での日々のスケジュール
    4. 授業の流れ ➔ 課題提出 ➔ 試験の様子など
    5. 交通手段(バス・GRAB・シャトルバス)
    6. 食事(カフェテリア・外食(オススメ:ピカデリー!)・フードデリバリー)
  4. これには参加しておいた方がいい!
    UMICAFF (University of Malaya International Culture and Food Festival)
    マラヤ大学国際文化・フードフェスティバル
  5. やっぱり知りたいのはこれだよね:入学のコツ!

自己紹介

 わたる

  • 大阪生まれマレーシア育ち、小学校3年2学期からマレーシアで暮らす。
  • マレーシア歴13年+:ペナン島 (小学校)➔ イポー(中高一貫校)➔ クアラルンプール(大学)
  • マラヤ大学経済学部経済学科卒業(First Class Honours) ➔ 現在 オーストラリア・メルボルン大学院修士課程(教育学 Melbourne Graduate School of Education )
  • 趣味:スポーツ全般(特にバスケ、過去にバスケ部主将経験)、読書、ブログ、カタン(一緒にカタンしたい人募集中!)

マラヤ大学のプロモーションビデオにも出させてもらったので、気になる人はご覧ください。

日本人は一人だけなので、すぐにわかると思います(笑)この頃めちゃ若かったです。

イカロス出版様が出版されましたマレーシア留学本「Study in Malaysia」の「マラヤ大学(University of Malaya)」コーナーにも掲載されましたので、こちらもチェックして頂ければ大変うれしいです!

マレーシアNo.1大学:マラヤ大学について(University of Malaya)

University Malaya (UM) | Kuala Lumpur, Malaysia - Fees, Courses, Intakes

もうすでにマレーシアへの留学に興味がある方なら知っているかもしれませんが、マラヤ大学はマレーシア首都クアラルンプールに位置しているマレーシア最古そして最高峰の大学です。2014年時点では世界163位でしたが、そこから年々上昇しておりQS World Rankings 2021 では59位までに昇り詰めました。最新のQS Asia University Rankings 2021 の部門では東京大学や京都大学を上回る650校内の第9位でした(いやー、自分でも驚きです!)。マレーシアの前首相マハティールもマラヤ大学出身です!

あるサイトでは留学生枠は約10%と伝えられておりますが、2020年12現在ではもっとあると思います。理由はまた後ほどの「入学のコツ」でお伝えいたします!

大学のサイズは、首都内では大変珍しい土地最大規模のなんと922エーカー!東京ドーム約80個分!!

マラヤ大:922エーカー(3.7312㎢)[マラヤ大サイト参照]
東京ドーム:0.047㎢

3.7312㎢ / 0.047㎢ = 79.39 ≈ 80個

なんでこの膨大な校内では無料シャトルバスが5-6本走っているほか、有料RapidKL バス(LRT Universiti駅に向かう 電車)や有料MRTバス(MRT Phileo Damansara 駅に向かうバス)も通っており、めちゃくちゃ便利でした。詳細は交通手段をご覧ください!

LRT Universiti は Kelana Jaya 線の駅なので、(東京でいうJR山手線、大阪でいうJR環状線)メインエリアへのアクセスがすぐ可能になっており、もうこれ以上立地がいい大学は個人的にはないと思います。都会過ぎず、田舎でもないパーフェクトロケーションですね。

学部について

学部は文系、理系幅広くあり、計13の学部があります!興味がある方はこちら(英語)をどうぞ!

学費について

個人的にも一番の魅力はやっぱ学費でしたね!それが日本の大学らと比べめっちゃ安い!

僕自身 Bachelor of Economics (Hons) を受けていたのですが3年半コースで当時約RM35,900(約92万2065円)でした、しかも寮代込みで!!

今は少しそれよりお高くなっているみたいですが、その面英語能力試験(TOEFL,IELTS)での入学必須レベルが下がっているみたいでした。海外留学生を主にもっと呼び込みたいんでしょうね。

コース一覧はこちら(英語)からどうぞ!

日々の生活(寮生活や日頃のスケジュールなど)

さて、UMでの生活はどんなものを想像しますか。ご紹介いたします!

必要な生活費

1日をほぼUM校内で過ごし、しかも寮暮らしをするとしたら、月RM1000(約25648円)でぶっちゃけ足ります。ですが、寮以外のコンド住まいや頻繫に外食するのでしたら月RM1500 - 3000(約38526円~)を見ておいたほうがよいでしょう。入学初月以外(初月は色々手続きや準備が必要)はだいたいRM1000でオッケー!

僕が4年間お世話になった思い出ある寮:12th Residential College (KK12)

次に僕が大学時代暮らしていた 12th Residential College (KK12) という寮について説明したいと思います!一応このKK12がマラヤ大学(UM)では一番いい寮らしいです(よく現地の友達らからはラッキーと言われていました!)

でも。。

正直な話、色んな意味でやばかったです。日本の清潔レベルを求め行くなら覚悟しておいた方がいいと思います。

自身の経験をリストアップすると:

  • 初めて住み移るということで、事務の方から鍵を渡され、いざ部屋に入ると、清掃がまったくされておらず、すべて自分でするハメに。誰のかわからない皿と食べ残しなどがテーブルに。。
  • エアコンなし、天井に設置された大型ファンのみ。
  • 共有バスルームはシャワーのみ。今は問題ないですが、初めは給湯器がなく、お湯が出ないため、早い朝や遅い夜は凍えそうでした(笑)。今となっては、楽しい思い出ですけどね。
  • 日本の衛生管理と他人を思いやるレベルが半端ないと思い知らされる。衛生管理について話すとキリがない。他の留学生は、まずトイレを流さないとか。。。全員がそうではないですけど、ご想像にお任せします。
  • 2人1部屋なので、同じ部屋になった人が不潔なら最悪。

まあネガティブなものが多くなりましたが、いい点も当然ありました!:

  • 寮生活なので、生活をともにする仲間ができ、僕自身マラヤ大学に入って一番いい出来事だと思いました。
  • 海外留学生は専用の階があったので、学部が違えど1年もすればほぼ全員と知り合いになれる。
  • 寮は1年と2年生が優先的に部屋を与えられるので、めちゃ安く住めて(一日換算すると385円)しかも電気代・水道代・ネット料金はゼロ!!
  • 事務員とコネクションを作れば、3年4年もオッケー(笑)僕は4年目までもうずっとKK12でした!

僕はずっとKK12 でしたが、正規留学生は現在KK11だそうです!
噂によればこちらはエアコンがついているので、エアコン常備の部屋が当たればあなたはめちゃくちゃラッキー!

マラヤ大学での日々のスケジュール

では、僕が日々どういう生活を過ごしていたかを紹介したいと思います!

こちらにザックリまとめましたので、ご覧ください。

8:00 AM
起床・朝の準備

8:45 AM
ギリギリで UM Central 行きの無料シャトルバス B に乗る

9:00 AM - 11:00AM
1限目の授業

11:00 AM – 1:00 PM
ランチ休憩・図書館で課題

1:00 PM - 3:00 PM
2限目の授業

3:00 PM - 4:00 PM
授業のTutorial (チュートリアル)開始(授業で習った内容の課題やディスカッションワーク、ゼミ)

4.00 PM – 5.00PM
課題・グループワーク

5:00 PM - 6:00 PM
UM Central から徒歩・バスでKK12へ戻る(バスは道路渋滞にほぼ100%合う)

6:00 PM - 7:30 PM
KK12で夕飯・休憩・友達の部屋などで遊ぶ

7.30 PM – 10.30 PM
課題・勉強

10.30 PM – 11.00 PM
シャワー・就寝(理想)

授業の数は日本の大学よりか少ないですが、課題の量や質はマラヤの方が多いと思います(日本の大学に通っている弟と比べ)。

セメスター末は試験勉強と課題提出などが同時に来るので、大学全体で一番元気がない時期ですね。マレーシア最高峰でもあって、結構みんな勤勉なのでセメスター末はピリピリしています。僕はこうゆう時期にあえて友達らとバスケを夜中にしていました。ストレス発散にめちゃよかったです!

授業の流れ  課題提出  試験の様子など

マラヤ大では1セメスターが14週あり、その後1週間のスタディーウィークがあって、試験時期に突入します。セメスター末試験は全学部同時にあるので、Examination Hall (試験場)という巨大なホールで1ヶ月かけて行います。こんな感じです!今(2021年)はKLのコロナワクチン接種会場にもなっています!

Universiti Malaya on Twitter: "#AroundUniMalaya : Examination Building The most visited place during exam week. Good luck everyone! #UMisOne… "

交通手段

移動手段は時間表がないバスから、自分が来て欲しいときに来てくれるGRABなどがあります!それら1つずつ紹介していきます!

GRAB

Grab pulls in $250M from Hyundai as ongoing round reaches $2.7B | TechCrunch

Retrieved from TechCrunch

マレーシアでは、GRABという日本でいうJAPAN TAXIみたいなものが盛んで、アプリをインストールして使える配車サービスがあります。料金は日本基準なら結構安くKK12から一番近くのショッピングモール Midvalley Megamall(ミッドバレー)へは平時RM8(およそ205円)で行けます。でも、渋滞時はRM20(およそ514円)ぐらいまで跳ね上がるときもあります。しかし寮など、校内ではRM5 からRM7でちゃんとしたご飯が食べられるので、RM8は現地の物価からするとそれなりの値段です。

時間がないときや複数人と移動するときはGRAB移動が超便利です!

RapidKL Bus MRT Bus

バスは主にLRTの駅に行くRapidKL Bus (KL Sentral や KLCC ツインタワー)と MRTの駅に行く MRTの駅に行くMRT Bus (最近できたきれいな電車、IKEAや One Utama というショッピングモール へ行くときに利用できる)があります。

料金はどちらもRM1(およそ26円)ですが、現金は使えないので、LRT/MRT カードなどのICを必ず所持しておきましょう!

UMからは以前冒頭で紹介さしていただきました、LRT Universiti 駅へRapidKL Bus を利用し、MRT Phileo Damansara 駅へは MRT Bus を利用しましょう!

寮に大学時代はずっと住んでいたので、授業のときは、無料シャトルバスかMRTバスを使って行きました(経済学部から寮まで徒歩20分の距離だったんで(笑))。朝でしたら歩けなくもないですが、昼になるにつれ、やっぱめちゃ暑くなりキツくなりますね。

無料シャトルバス

Transportation & Travel

Retrieved from UM

UM校内には無料シャトルバスが走っており、時間割は一応ありますがあてにはなりません。来たら乗るみたいな感じです。シャトルバス・ルートはそれぞれ違うのでこちらからご覧ください。ちなみに、UM 中央のUM Sentral からKK12やKK11行きはシャトルバスBが使えます!

食事

僕自身はKK12の共有キッチンを使いたくなかったので、自炊はほぼしていなかったです。やはり自炊が一番安いオプションですが、それ以外ではKK12寮のカフェテリアで食事をとっていました。僕の周りもそうしていましたね。

国立ということもあってやはりマレー系の料理が多く、1つか2つはケバブやパキスタン系の料理を売っている店もありました。結構色んな店を交互に食べていましたね。

でも、日本からすぐに来てなら、もしかしたら少し初めは慣れが必要かもしれません(笑)

もしマレー系が無理っていう方は現地の中華系の方と友達になり、中華系の店を紹介してもらいましょう!

外食では近くにPicadilly (ピカデリー)という何でも食べられるレストランがあります。GRABでUM内からRM14ぐらいで行けたと思います。日本から来る短期留学生には、結構人気のお店です!ビールが安いとか(笑)僕自身は飲めないんで、知らなかったんですが。。

まあそれ以外に、留学すると自然とわかるようになるので、自ら発見も楽しいでしょう!

でも、マレーシアのいいところは何料理でも食べられるところです!中東系、中華系、インド系など探せばなんでもあります!食に関してはこの13年間苦労したことはありません。

あと、日本みたいにマレーシアでもフードデリバリーが発達しているので、GRABFOOD や FOODPANDA なども頼むことが可能です!

これには参加しておいた方がいい!UMICAFF (University of Malaya International Culture and Food Festival) マラヤ大学国際文化・フードフェスティバル

UMでは毎年UMICAFFという国際留学生フェアーを開催します!ISCというUMにある留学生センターとUMISAという留学生生徒組合が共同で主催し、世界各国の留学生がダンスパフォーマンスや各国の生徒がブースを立てて食事などを楽しめる形になっており大変賑やかになる数日間です!

僕もちなみにUMISA 2017/2018 のコアメンバー(スポーツ・福祉部長)としてUMICAFF開催に携わっておりましたが、本当にいい経験が出来たのを覚えています。

UMICAFFの映像もあったので、興味のある方はご覧ください!

やっぱり知りたいのはこれだよね:入学のコツ

では、最後にマラヤ大学に受かる入学のコツについて語りたいと思います。

僕が受けたときはA-LEVEL の3教科で最低B 判定か80% 以上をマークすること

しかし、今はそれほど厳しく書かれていないので、一回自分が無理でも受けてみてはどうですか。僕のUMであった日本人の正規留学生友達も「俺が受かるなんて思ってなかった」て言ってましたんで。

入学のコツはやはり:

  • IELTSでいかに高得点を取れるのか
  • 今のコロナ時期に申し込めるかどうか!コロナがあなたの味方になる!

今現在マラヤ大学に以前よりも受かりやすい理由が2つあります。1つ目は近年マレーシア政府の推進で大学が留学生をもっとマレーシアに呼び込みたいということ。2つ目はこのコロナ禍の現状で、世界的に大学のような教育高等機関は経済面において留学生を欲しいから。

UMはコロナ前にも留学生を受け入れやすくするため、必要英語力レベルをIELTS 6.0 から IELTS 5.5(文系)とIELTS 5.0 (理系) へと下げました。これはちょうど、ぼくが入学した次の年のことです。

まあ細かくは各学部や受けるコースによって必要な成績基準や英語のレベルは変わってきますが、ほぼ英語必須レベルはどのコースを見ても一緒です!ですので、IELTSなどで高得点を残せば残すほど入りやすくなります。ですので、最低IELTS 5.5 取得を目指して頑張りましょう!

僕がおすすめするIELTS教材をこちらに載せておきますので、興味のある方はすぐにでもIELTS対策始めましょう!早ければ早いほど有利なので(笑)

まずは問題集をおさえておきましょう!:【音声ダウンロード付】IELTSブリティッシュ・カウンシル公認問題集
IELTS No.1 単語帳:実践IELTS英単語3500(音声DL付)
やっぱり多くの人はこの技能試験でつまずくと思うので!:IELTSスピーキング・ライティング完全攻略

まとめ

最後までお読み頂きありがとうございました!もしこのほかに気になることがございましたら、ぜひコメント欄にコメントして頂ければ嬉しいです!

続いて、マラヤ大学の授業構成・内容・履修についてはこちらをチェックしてみてください!

マレーシア国立マラヤ大学 (University of Malaya):正規卒業生が授業内容などお伝え致します!

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