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【マレーシア育ちが語る】マレーシアでのインター事情:いじめはある?

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皆さま、こんにちは!

マレーシアでインターを小学生から高校生まで通っていた私が経験を元に、インターナショナルスクールの「いじめ事情」に関して語りたいと思います。

*マレーシア育ちが教えるインターナショナルスクールについて*

自己紹介

 わたる

  • 大阪生まれマレーシア育ち、小学校3年2学期からマレーシアで暮らす。
  • マレーシア歴13年+:ペナン島 (小学校)➔ イポー(中高一貫校)➔ クアラルンプール(大学)
  • マラヤ大学を正規学生として卒業(First Class Honours) ➔ 現在 オーストラリア・メルボルン大学院修士課程(教育学 Melbourne Graduate School of Education )
  • 趣味:スポーツ全般(特にバスケ、過去にバスケ部主将経験)、読書、ブログ、カタン(一緒にカタンしたい人募集中!)

インターで「いじめ」ってあるの?

私自身、「いじめ」という定義が人によって曖昧な気がしていて、どこまでを「いじめ」と捉えるべきなのか悩んでいるのですが、

個人的にいうと、正直いじめはそれほどなかったと思います。

特に日本で報道されるニュースやドラマであるような「一人を数人でいじめる」みたいな集団的暴力は知る限りありませんでした。

一人がもう一人に多少の悪口・馬鹿にすることはありましたが、集団的にはなかったです。

その理由として個人的に思うのは、日本人しかほぼいない日本では、「同じ」というものを大変大事にしているに対し、世界中から色んな国籍・異文化人が多く集まるインターでは「変わりもの」が当たり前なので、個性的な人が多く、「同じでない」が理由でいじめの対象にはならないのです。

しかし、実力主義なのは小学生レベルから存在していると思います

ですので、実力的にある分野で劣っていると、クラスメートから下に見られることはあり、それにより多少キズ付くことを言われるかもしれません。

私自身、まさにインター初日に、アメリカ育ちの日本人の子から(当時小3)「なんで英語も喋れないのに、インターにいるの?」と言われ、めちゃくちゃ傷ついたことを今でも覚えています。しかし、これは簡単に挽回出来ますし、しました。

いじめから逃れられる方法・マインドセット

ある出来事で、いじめを受けていると自分を悲観的に見てしまいがちですが、何事にもキッカケがあり、それらを冷静に見る必要があります。

当時、英語が全くできない私は少なからずバカにされていました。そして、時には「名前」や「仕草」などもいじられたりしました。

しかし、ある日突然、それらはすべてなくなっていました。

自分でも当時は「なんでやろー」と嬉しいながらも思いましたが考えると答えはシンプルでした。

それは「自信」+「アピール出来るもの」ができたから。

私は英語はダメでしたが(今思ったら日本で育って英語も使わないし、しょうがないんですけど。。)、スポーツはめちゃくちゃ自信があって、体育や水泳の時間は、クラスに自分を証明していました。

もう無双してやろうと気持ちで闘争心もバリバリでしたね。

そして案の定、クラスからも徐々に「運動が出来るヤツ」と認められ、そこからイジリはなくなりました。その時私は自信に満ち溢れてましたね、特に体育の時間は(笑)

そこからバカにされることや、イジメを受けることはなくなりました。

インターは平和でした

インター校は海外からの駐在員さんなどの転勤などで、基本クラスメイトの入れ替わりが激しいです。ですので、クラスの空気が毎学期変わります。

クラスメイトの人種も多様なので、先生は「どうみんながお互いに協力しあい、仲良く出来るか」ということを重視していた印象です。

多数の人種が共存する環境なので、他者に対するリスペクトを非常に大切にしていました。

しかし、やはり「海外だなー」と当時感じたのは、個人主義の側面も多少あるので、日本での「仲良し」というよりかは「協力」という感じでした。

日本の学校と比べてよかったのは、インターには村社会文化がないので(多様性)、しょうもない意地悪は特になかったです。

逆に仲間外れにされた際には、仲間としてすんなりと入れてくれるクラスメイトと多数出会いました。

インターでも種類が色々ある

インターと言っても学校によって環境が全く変わってきます。

例えば、海外からの駐在員の子供が多数通うインターから、現地のお金持ちの子供でいっぱいなインターと種類は色々あり、それによってイジメなどのタイプや頻度が変わってきます。

結論をいうと、多様性が高い(色んな国の生徒がいる)インターの方がイジメなどは少なく、逆に現地の子どもなどが多く通うローカルスクールっぽいインターでは、日本と似たようなイジメが起きやすくなります。同じ文化・人種の人間が集まると年齢問わず「村社会現象」が起きるのだと思います。

マレーシアは多民族国家であるにも関わらず、人種でグループが分かれてしまいます。

なぜか分からないですけど、中国人は中国人と過ごし、マレー人はマレー人で集まります。

私がマラヤ大学で学生の頃は、それがかなりひどかったですね。

結論:多様性が高いインターは比較的にイジメが少なく、多様性の低いインターの方がイジメはある

多分これが経験上、かなり正確な結論ではないかと思います。多様性の高い・低いインターどちらも経験し、肌感覚でそう思いました。

なので、これからインターにお子様を入れようと考えていらっしゃる方はこちらを参考にして頂けたらなと思います!

最後まで読んでいただきありがとうございました!

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