皆さま、こんにちは!
国際化がかなりの速さで進んでいる中、世界中の情報が飛び回ると同時に人々たちも国境を越え、違う場所へ住み移るようになりました。
この影響で出てきたのが、「TCK(Third Culture Kid)」サードカルチャーキッズ という人たち。
結構最近では世界的にも有名になっている言葉でして、僕が初めて耳にした時は直感的に「それ俺やん!」と思いました!
そういうことで、今回は早速この「TCK」の人たちについて話したいと思います!
自己紹介
わたる
- 大阪生まれマレーシア育ち、小学校3年2学期からマレーシアで暮らす。
- マレーシア歴13年+:ペナン島 (小学校)➔ イポー(中高一貫校)➔ クアラルンプール(大学)
- マラヤ大学を正規学生として卒業(First Class Honours) ➔ 現在 オーストラリア・メルボルン大学院修士課程(教育学 Melbourne Graduate School of Education )
- 趣味:スポーツ全般(特にバスケ、過去にバスケ部主将経験)、読書、ブログ、カタン(一緒にカタンしたい人募集中!)
TCKとは?
この「TCK(サードカルチャーキッズ)」という言葉はアメリカの研究者:ルス・ユシーム博士が1950年代頃に初めて使った言葉で、初期の頃は「海外に長期滞在や就労しているアメリカ人」のことを指していました。
しかし、時期にこの言葉が世界各国でも使用されるようになり、意味は次第に「自身の故郷や育てられたホスト(親など)の文化に分類されない新しいグループ」を指す言葉へと変わりました。
僕はまさにこの「TCK」に入ります。やはり小学校の低学年からマレーシアへ渡航をし、学生生活期間も圧倒的にマレーシアの方が長いので、日本人の親を持つに関わらず、世界を見る視点や感覚、考え方は「日本育ちの日本人」を基準にすると少し違うことがあります。
自分でもわかるので、やっぱりちょっと違うのでしょうね(笑)
まあ、TCKの方は大抵これらを経験している人たちでしょう:
1.母国以外の国で長期滞在をしている(僕自身の感覚5年ぐらいですかね)
2.学校生活の大半を母国以外(外国)を過ごす
3.ハーフとして生まれる
4.同じ「TCK」としての背景を持つ人に強い共感を持つ
5.「母国」という概念がそもそもない
この最後の「母国」という概念がそもそもないっていうのは本当に僕自身もが思うことです。マレーシアで育った僕はやはりずっと「日本人」として現地の方からも接してられておりました。ですので、やはりマレーシア人にはなれないと同時に感覚的にもマレーシア人と日本人の半々みたいな感じでどちらにいても正直「Away」感を感じています。
唯一「Home」感があるのは、同じ「TCK」に入る人たちか多民族国家で暮らしている人たちといるときですね。マレーシアは幸いなことめっちゃ多民族なんで、やっぱり外人として居心地は非常に良かったです(親日国でもあるんでね、そこも大きかったです)。
「TCK」の分類に入る人は結構人間関係での柔軟性が高いと言われており、自身が完全に所属する文化を持っていないので、他の文化から来た人たちとも交流するのが上手です。
世界では結構普通であるTCK
「TCK」に分類されるかたは非常に多くおり、今これを書いている途中で気付いたのですが、僕の友達もほとんどはTKCですね(笑)。例を挙げてみると、マレーシアで育ったスーダン人、フィリピン人、パレスチナ人や所属国籍の国では育っていない人ばっか。
まあでも、マレーシアっていう国自体が多民族で構成されており(マレー系・中華系・インド系・原住民・サラワクやサバにもその他数多くの部族が存在します)、その上に海外からの移住者も多くいるので(自分含め)マレー系以外の人はみんな「TCK」に似ているところがあります。
マレーシアばっかりの話になりましたが、もっと人工的にも巨大なアメリカなどではもっと「TCK」に入る方がいるでしょう。それこそ Netflix で観れる Narcos (ナルコス)などに登場するアメリカ在住のメキシコ人やラテン系アメリカ人など。
TCKならではのこと(僕個人的に思うだけかも知れないですが(笑))
TCKはにどの文化の人と接する時も基本外人なので、いつも新しい視点から物事を考えるのに慣れています。ですので逆にある1つの見方で物事を見たりするのを嫌います。色んな面から状況を判断するので、「固定観念」を非常に嫌います。例えば、「昔からこうだから、これはこうするものなんだよ」みたいなもの。
個人的には色んな人からのいい面を取ろうといつも思って過ごしてきたので、非合理的なルールには本当に従うのが嫌いです(本音(笑))。
まあ他にもリストアップすると、結構出てきました:
1.自分の国の歴史や状勢を知らない
2.自分が母国と決めた国に対しての愛がハンパない(現地育ちの人よりも上)
3.自己紹介に戸惑う
4.いつもTCKコンプレックスみたいなものを片隅に持っている(自分の「家」はどこ?)
5.バイリンガルやマルチリンガルが多い
6.アイデンティティー・クライシスを経験する:どの国のグループに属しているのかがわからない(日本人?マレーシア人?)
7.自分自身のTCKとしての感覚を他と共有するのが難しい
まとめ
TCKについてはいかがでしょうか。もしあなたもTCKであるならば、共感して頂けることはあったと思います!まあ読んでいただいた方には、「TCKならこういうこともあるよ!」と是非とも教えて頂ければと思います!
TCKについてもっと詳しく知りたい方はこれらをオススメします!
今回も最後まで読んでいただきありがとうございました!!
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