皆さま、こんにちは!
今回のブログでは「英語資格がいっぱいあるなか、どれが一番いいのか」について触れたいと思います!
この時代、TOEIC、TOEFL、IELTS、英検など数々の英語力を測る資格がありますが、どれが一番あなたにとっていいかって思ったことはないですか。私自身は結構正直迷いました。ですので、もしもあなたが今「どれを受けようかな?」と迷っているのであれば、こちらを読んで頂ければなと思います。英語試験を選んで受けるなら「有効性(世界的認知度や認められている機関の数)」が1番高いものをなるべく受けたいと思うので、それについてもシェアしたいと思います!
自己紹介
わたる
- 大阪生まれマレーシア育ち、小学校3年2学期からマレーシアで暮らす。
- マレーシア歴13年+:ペナン島 (小学校)➔ イポー(中高一貫校)➔ クアラルンプール(大学)
- マラヤ大学経済学部経済学科卒業(First Class Honours) ➔ 現在 オーストラリア・メルボルン大学院修士課程(教育学 Melbourne Graduate School of Education )
- 趣味:スポーツ全般(特にバスケ、過去にバスケ部主将経験)、読書、ブログ、カタン(一緒にカタンしたい人募集中!)
まずは結論からいうと:
「IELTS」が一番最強かなと思います。
理由はこうなります:
- 世界的(イギリス・アメリカ・カナダなど英語主要カ国)に認められており、大学や就職に非常に便利(英検などは日本が主)
- 「スピーキング」がマンツーマン(TOEFLなどはコンピューター録音なので、発言にミスがある場合巻き返せない)
- テスト内容が学問的なものだけに集中しておらず、私生活で使う英語も出てくるので他の試験と比べ、答えやすい
- IELTSもパソコンでできるようになり、試験結果発表も早くなった(ペーパー試験時は最大2週間、パソコン試験では結果が約3日で出る)
やはり、頑張って勉強し英語試験に挑むとしたら、日本だけではなく世界広々と使えたほうがいいですよね。その面でやはり、世界的に認知度が低い「英検」などはオチるかなと(本当に海外の人はほぼ知らないので)。TOEICについても語る人はかなり少なく、TOEFLとIELTSばかりです。
でも、それ以外のメリットも英検やTOEICにはあるのでそれらを含め、今回ピックアップした4つの英語試験: TOEIC、英検、TOEFL、IELTSの内容をザックリと見ていきましょう。
TOEIC
TOEICは主に「外国人の方々と会話するうえで必要な意思疎通レベル」を測るテストです。
主に日本や韓国、アジアで採用されているテストで、アメリカの大学を受けるのには便利です。IIBC「財団法人国際ビジネスコミュニケーション協会」によると、2018年は日本と韓国の受験者で全世界のTOEIC受験者の64%以上(3分の2以上)を占めているみたいです(驚きですよね?!)
TOEICに種類は5つあるのですが、圧倒的に受験生が多いのがTOEIC L&R です。このテストは、リスニングが約45分で100問、リーディングが約75分で100問で合計約2時間で200問を答えるマークシート式試験です。
もうTOEICと言えばみんなこのことを言っているのでしょう。でも、その他にTOEIC Speaking & Writing や違う項目に入る TOEIC Bridge Tests などもあります。
しかし、私自身は海外生活で、正直日本人を除く人たちからは「TOEIC」の言葉は一度も聞かなかったです。ですので、いくらTOEICスコアが高くても日本国内なら通用しても、海外に出たら「どうなるかなー」と思わざる負えません。
まあTOEIC L&R 受験者にとってのメリットはスピーキング技能が試されないため、喋り方や発音が苦手の人はSpeaking を避けて、高レベルを狙えるのではないでしょうか。
特に時間がなく急いでる人には:公式TOEIC Listening & Reading 問題集 6
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文法問題にはどのレベルの受験者にも対応している万能書:TOEIC L&Rテスト 文法問題 でる1000問
英検(実用英語技能検定)
英検は日本で一番メジャーな英語試験でしょう。レベルが一番低い5級から、4級、3級、準2級、2級、準1級、1級と7つに分かれており、「聞く」、「読む」、「話す」、「書く」の4技能を測って合否が決まります。
試験内容は各級ごとに変わりますが、2級ですと1次と2次試験あり、1次では「筆記」が85分で「リスニング」が約25分で、2次では「スピーキング」が約7分です。
詳しい内容は英検の「2級の試験内容」リンクを貼っておくのでこちらからご覧ください。
英検資格は日本国内でしたら就職や海外留学選考など、幅広く利用できますが、自身が知る限り、海外のほとんどの人はTOEIC同様、英検を知りません。ですので、日本のみで活動するなら最適かなと思います。
英検と他の英語能力試験の大きな違いは、レベルごとに試験があり、進級するためには、それらの試験に合格しないといけないということ。
やっぱりこれに尽きる!:【音声アプリ・ダウンロード付き】英検2級 過去6回全問題集
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TOEFL (TOEFL iBT)
TOEFL iBTでは英検と同じく「Reading (読む) 」、「Listening (聞く) 」、「Speaking (話す) 」、「Writing (書く) 」の4技能が試験で試されます。
流れを見てみると(合計2時間):
- Reading は主に長文で、30-40問ぐらいを54分から72分の間に行う必要であります。
- Listening は短い講義やクラスでのディスカッションの内容に基づいて、出された問題に答えます。こちらは28-39問を41-57分以内答えきゃなりません。
- Speaking は自身の身近なことについてや、与えられた内容についてを話します。問題は4つあり、計17分となります。
- Writing は長文を読み、レコーディングを聞いた後に、自らの意見を文章で答えます。問題は2つ出され、計50分となります。
TOEFLは海外でもかなりメジャーな英語能力を測る試験のひとつです。アメリカの大学を受けるかたは、TOEFLを持っている人が多くみられます。多分受験者で言ったら世界No.1ではないでしょうか。IELTSやTOEIC同様、自分の試験でのパフォーマンスで最終のレベル判定結果が決まりますので、そこが英検と比べると違うところです。
このTOEFLですが試験機関はTOEICと同じETSという会社です。
ETSによるとTOEFL と TOEIC の違いは:
- TOEFL「英語での学問的なコミュニケーション能力を測る」
- TOEIC「国際的な仕事現場で英語を使い意思疎通ができるレベルを測る」
まあもっと簡単に言うと:
- TOEICは「海外で仕事するに対しあなたの英語はこのレベル」
- TOEFLは「大学や修士課程を受けるに対しあなたの英語はこのレベル」
ということです。TOEICはTOEFLの簡単バージョンといってもいいでしょう。TOEFL4技能に対し、TOEICは2技能です。
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TOEFL iBTの試験を練習するには:ETS公認ガイド TOEFL iBT <第5版> DVD-ROM付(日本語訳解説版)
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IELTS (IELTS Academic)
IELTS は British Council が行っている英語能力試験です。こちらも英検やTOEFL同様、英語の4技能が試されます。
IELTS では、IELTS Academic (大学進学用)とIELTS General Training (仕事関係用)と分けられており、受験生はほぼ Academic の方となります。イギリス留学には特別な IELTS UKVI Academic とIELTS UKVI General Training が必要になりますが、内容はほとんど違いません。
テストの流れはこうなります:
- Speaking は約11-14分ほどで、面接官と自分の身近なことや出されたお題について自分の意見を述べることになります。
(Part 1 では面接官からあなたについてのことを質問され、Part 2 ではお題が出され1分で答えをまとめ、2分間そのことについて語るというようになっています。Part 3 では、Part 2 の内容について深堀します。) - Reading は60分の長文を読んで問題に答えるものとなっています。
- Listening は30分の試験で計4つのレコーディングを聞き、それをベースに問題に答えるようになっています。まあ経験上、聞きながら答えていく感じです。
- Writing は60分で計2つの問題が出されます。
詳しくはこちらをご覧ください:https://www.ielts.org/about-the-test/test-format
IELTSは日本ではあまり知られてないようですが、日本外では主流ですので、これからさらに加速する国際化に向けてもっていたほうがいいと思います。
私の周りではIELTSがほとんどと言っていいほど取っていました、アメリカの方へ留学した友達も含め。
正直、TOEIC慣れしている方はテストされる技能数が増えるので、始めは難しいかもしれません。しかし、得た会話力は絶対的な力となり、海外転職や留学の役に立つのでチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
まずは問題集をおさえておきましょう!:【音声ダウンロード付】IELTSブリティッシュ・カウンシル公認問題集
IELTS No.1 単語帳:実践IELTS英単語3500(音声DL付)
やっぱり多くの人はこの技能試験でつまずくと思うので!:IELTSスピーキング・ライティング完全攻略
なぜIELTSをオススメするのか
冒頭でリストアップした点をもう一度述べると:
- 世界的(イギリス・アメリカ・カナダなど英語主要カ国)に認められており、大学や就職に非常に便利(英検などは日本が主であり使えない大学や国も多い)
- スピーキングがマンツーマン(TOEFLなどはコンピューター録音なので、発言にミスがある場合巻き返せない)
- テスト内容が学問的なものだけに集中しておらず、私生活で使う英語も出てくるので他の試験と比べ、答えやすい
- IELTSがパソコンでできるようになり、試験結果発表も早くなった(ペーパー試験の時は最大2週間、パソコン試験では約3日で出る)
では、これらに対し1つずつ答えていきたいと思います。
1.世界的(イギリス・アメリカ・カナダなど英語主要カ国)に認められており、大学や就職に非常に便利(英検などは日本が主であり使えない大学や国も多い)
4つの英語試験をこのブログでは紹介しましたが、IELTSやTOEFLは世界で一番利用されている英語技能能力を測るテストです。これを理由にやはり英語力を測るのであれば、「一番認知度の高いものを選んだらどうですか」ということです。ですので、この時点で英検とTOEICを切ります。
2.Speaking (話す) がマンツーマン(TOEFLなどはコンピューター録音なので、発言にミスがある場合巻き返せない)
TOEFLは基本無人でコンピューターのみを使うテストとなります。それと比べ、IELTSでのSpeaking テストでは、面接官と話します。この際、個人的には面接官の方が試験が有利に進むと思っています。それは、やはり向こうも人間なので助けてくれるかもしれないのです(公平なテスト上)。コンピューターだけだと、緊張でミスしたり、噛んだりすると致命的になったりもするのでここはIELTSが勝つかなと思います。
3.テスト内容が学問的なものだけに集中しておらず、私生活で使う英語も出てくるので他の試験と比べ、答えやすい
この点が個人的には一番の点です。
TOEFLは基本的に学問的な内容になっており、総合的な日常的な内容は少ないみたいです。それに比べ、IELTSは学問的な内容+日常的な内容も含まれており総合的な英語力を試されます。受験者にとっても日常的な英語が出題されたら、その前の技能でしくじっても挽回できるのではないでしょうか。
4.IELTSがパソコンでできるようになり、試験結果発表も早くなった(ペーパー試験の時は最大2週間、パソコン試験では約3日で出る)
ここでは Two Best の IELTS と TOEFL を比べました。以前までは、TOEFLでしかコンピューター試験を採用していなかったのですが、最近はIELTSでもコンピューターで試験を受けられるようになり、試験結果が早くわかるようになりました。それ3日で。TOEFLではだいたい6日かかるので、ここで差を比べてもIELTSの方に軍配があがると思います。
まとめ
英語試験の種類がいっぱいある中で、今回選んだ4つ:TOEIC、英検、TOEFL、IELTSですが違いを分かって頂けたと思います。有効性が一番あるのは、国際的にも広々と使えるIELTSと述べましたが、一人一人意見はあう、あわないで違うと思うので、参考までにしていただいたらと思います。
私自身はマレーシアに住んでいて、マレーシアではイギリス植民地でもあったのでイギリス色が強いところが見られます。ですので、高校卒業後の大学選びは結構イギリス系の国(イギリス、オーストラリア、ニュージーランドなど)へ行くのが多かったです。IELTSは留学エージェントにも進められていました。大学入学後、海外からマレーシアへ来た数々の留学生にも聞いたところIELTSを使って入ってきました。TOEFLも数人いましたが、IELTS結果も持っていました。
もし、ご意見あるかたはコメント欄に書いていただけたらと思います。これからも留学や海外育ちならではのコンテンツをブログに書いていこうと思いますので、応援して頂けたら幸いです。最後まで読んでいただきありがとうございました!
*雑談ですがアラブ諸国出身の方々はIELTS(アイエルツ)をILETS(アイレッツ)と言うみたいです。「なんやねん、それ」と他の友達と笑っていましたが、ILETS聞かれても答えられるようにしましょう(笑)